撮影12日目。
今日でオールアップだ!!
( ̄_ ̄) → (T_T) → (TT_TT)
10時にシネマ旭に集合する。
Y口氏が連絡してくれたエキストラの方々も時間前に続々と到着。
今日の撮影はずっとシネマ旭内での撮影だったため,どこか気持ちに余裕があった。
早速エキストラの方々を入れての撮影を開始する。自分自身も観客役のエキストラとして入ろうかと思っていたが,カメラマンのジェフリーお気に入りのY口氏にポールポジションを奪われてしまい,しょうがないから記録写真を撮ったり,楽屋裏でエンドロールのクレジットをまとめていた。
13時に昼食。
エキストラの方々にもロケ弁を食べていただく。皆さんは初顔合わせなのだが,撮影を通して連帯感が生まれているような感じであった。
全員に弁当を配り終えると,自分とY口氏と制作のA見さんの弁当がなかった…。
まぁっいいか!
14時に山田組の記念撮影を行う。
きっと自分も含めて皆疲れきったひどい顔をしている事だろう。
エキストラの方々も特別にいれていただく。
撮影は少し押し気味に進んだが,あっという間に夕方になってしまった。
午前中に撮影が終わったキャストの方々も,シネマ旭にいられるのが嬉しくて,最後部に座りずっと撮影を見守っていたようである。
18時を過ぎてもまだ終わる気配がなかった。ネタバレになるのであまり詳しくは言えないが,ラストシーンの撮影だったため時間をかけているようであった。
エキストラの方々にはだいたい18時くらいまでの撮影であると伝えていたため,Y口氏もこちらをチラチラ見ている。
助監督のM本さんと相談し,どうしても時間の都合がつかない方については,お帰りいただく事にした(ほとんどの方は残っているようであったが)。
結局,タイムリミットの20時に全撮影が終了!!!
Y口氏と2人で,最後までお付き合いいただいたエキストラの方々を見送る。
よっぽど疲れていたのかも知れないが,全てが終わった途端,笑いが止まらなくなった。ロケ中は笑えなかったアクシデントやハプニングも全てが終わった今,おかしくてしょうがない。F田さんも同じ心境だったらしく,2人で撮影を振り返って大笑いした。
22時から打ち上げに繰り出す。
Y口氏いきつけの焼き肉屋になだれ込む。
プロデューサーのA野さん,監督,菜葉菜さん,河合龍之介さん,制作担当のF田さん,助監督のM本さん等々皆さんに
「本当にフィルム・コミッションに助けられました」
と言っていただく。心から嬉しかったが,しかし,本当に助けてもらったのはこちらの方である。
厳しい撮影環境の中でも現場にはいつも笑顔があり,皆山形での撮影を楽しんでくれた。
スタッフのほとんどは,何と夜行バスに乗って山形にやって来ている。普通であれば新幹線で来たり,ロケバスに乗ってやって来るのであるが,彼らは余計な予算を抑え,少しでもいい作品を山形で作りたいという熱い想いで,長時間の移動ではあるが低額な夜行バスを選んでいるのである。ロケ弁だって,かなり低額の弁当を選んでいる。そこまで徹底してこの映画に賭けてきているのだ。
本当に皆尊敬できるスタッフ・キャストばかりである。
必ずや素晴らしい作品になるであろう!
29時打ち上げ終了…
今回のロケは本当に大変だったが,いろんな経験ができ,いろんな協力をいただき,いろんな方々に出会え,フィルム・コミッションとしては最高の12日間だった!!
映画のタイトルと同じくまさに『ハッピーエンド』だった‥‥かな?(笑)
心優しき素敵なキャストの皆さま,
陽気でタフなスタッフの皆さま,
個性豊かな芸工大のボランティアスタッフの皆さま,
早朝ロケに参加いただいたエキストラの皆さま,
深夜ロケに参加いただいたエキストラの皆さま,
急な依頼でもかけつけてくださったエキストラの皆さま,
そして撮影に協力いただいた全ての皆さま,
本当にお疲れ様でした!!
またいつかロケで会いましょう!!
FIN