撮影11日目。
午後から撮影に同行。
シネマ旭での撮影であった。
一昨日,昨日と出張・体調不良で現場を離れていたバディのY口氏も今日から復帰である。スタッフも少し心配してただけに,Y口氏の姿を見かけては,
「大丈夫なの?あっ,そっ」
「この前顔色悪かったからほんの少しだけ心配したよ」
「不治の病かと思ってた…」
などと温かい?言葉をかけていた。本人は気づいていないかも知れないが,すっかり山田組の一員なのである。
NICE COME BACK GUSSAN!!
エキストラの方と15時に待ち合わせる。
自分も監督に言われ,エキストラとして出演することになったが…,カーットの声と同時に
「スイマセン,Y川さん,やっぱ出なくていいです」
「早っ」
いきなりのダメ出しをくらってしまった…。
18時に第2陣のエキストラの方々が続々と到着。エキストラの数が若干足りなかったので,急遽,職場同僚のF瀬さんと娘さんにもかけつけていただいた。
映画を見終わって廊下に出てくるシーンの撮影だったが,モニターでチェックしていると,皆さんなかなかいい感じで演技している。誰もダメ出しをくらっていない。F瀬さんなんかは,娘さんとかぶらないよう距離をおき,しっかり映ろうとしていた。そのセンスを自分も見習いたい。
エキストラの方の撮影は,待ったわりには意外に早く終わってしまった。
皆さん,お疲れ様でした!!
暗くなってからは,シネマ旭前の路上などで撮影を行った。
菜葉菜さんが走りまくるシーン,街中を高級車が走るシーン,夜の街の実景 等々,結構時間をかけ26時くらいまで撮影した。
自分の車の走りの撮影が最後だったのだが,撮影終了後,スタッフが車の周りに集まり,
「はい,ただ今のシーンをもって,Y川さんの車,オールアップで〜す」
と拍手をいただいた。嬉しかったのと照れくさかったのとで
「あれっ,花束とかは?」
などとボケてみたら
「ボクのチューで勘弁してください」
と照明のY木さんから危うく唇を奪われそうになった。
この超ハードな撮影も残すところあと1日。
この素晴らしきスタッフと仕事ができるのもあと1日。
明日迎えるクランクアップの嬉しさと寂しさを噛みしめながら,しんみりと家路についた。
皆さんお疲れ様でした!!
ラスト1日!!