山形フィルム・コミッション

撮影９日前。

ロケハン１日目。
監督，助監督，カメラマン，照明，美術の方々，そしてＯさんと山形グランドホテルのロビーで待ち合わせる。
監督とは２年ぶりであったが，覚えて下さっていた。それから美術担当のＴさんとは１年ぶりの再会(浦上伸介のロケ以来)である。早速グランドホテルのＹ部長とＩさんに部屋・ロビー等を案内していただく。
その後全員で撮影の詳細な打ち合わせを行った。

クラブ エビータに移動。
事前にお願いして，営業時間前に開けていただく。
Ｏさんが監督に「Ｙさんはこちらのお店の常連らしいですよ」と，いらぬ助言をしていたので，「違いますよ〜，時々皿洗いのバイトに来てるんですよ(もちろん嘘)」と訂正する。監督もエビータの雰囲気を気に入ったようで，当初予定されていたシーンではなく，別のシーン(結構長いシーン)に置き換えてくれることになった。
　

次は，スナックへ移動…かと思ったら，監督から
「スナックではなくて，雰囲気のいい割烹料理の店とかありませんか？山形市だったら，何かそっちの方がいい感じがするんですよね」
との申し出があった。
「いや，頑張ってやっとイメージに合いそうな店を見つけたんで，割烹の店じゃなくスナックを紹介させて下さい！！」
と言おうとしたが，
「で・す・よ・ねぇ，私も絶対そう思います！！」
などと即座に答えてしまった。確実に嫌な大人になりつつある。

高級感のある割烹料理の店は急には思いつかなかったので，Ｏさんと相談し，宿題とさせていただく事にした。
その後文翔館周辺や花小路を見てまわる。
ロケハン初日終了。