撮影当日。
早朝6時20分に霞城公園到着。
昨夜は霞城観桜会の当番(花見客の監視)で22時過ぎまで霞城公園にいたにも関わらず,早朝からまた霞城公園である。しかもあまり眠れなかったため,疲労困憊のまま朝を迎えてしまった‥。
少し曇ってはいるが,霞城公園上空だけは快晴である。しかも撮影に合わせたかのように桜も満開を迎えた。
たぶん今日あたりに花見客のピークを迎えそうなので,激コミになる前の早目の時間に撮影するということで,霞城観桜会の実行委員の方々と申し合わせていた。
間もなく高所作業車とオペレーターの方が到着。桜の季節にはよく高所作業車を使っての撮影に借り出されるとの事で,かなりベテランの方である。
7時にスタッフが到着。
担当のTさんに最初にプロデューサーを紹介してもらい,次に監督を紹介してもらったのだが,驚いた。なぜなら15分くらい前から一緒にタバコを吸い,かなりフレンドリーに話をしていた方だったのだ…巨匠に対して少しタメ口をきいてしまったかも知れない…技術スタッフの方とばかり思ってた…
7時30分から撮影を開始する。
高所作業車にカメラマンが乗り込む寸前,オペレーターの方から,
「ヘルメットと安全ベルトの着用が義務付けられてますのでお願いします」との忠告があった。
「えっ‥‥‥‥」スタッフが凍っていた。どうやらヘルメットと安全ベルトを持参してこなかったようである。
スタッフが急いでホームセンター等に電話してみるも,営業時間のかなり前だったためつながらず。
「Yさん,この時間でも売ってるお店どこか知りませんか〜〜〜〜?」と聞かれる。
「いや急に言われても,そんな思いつくわけな‥‥‥あーっ,あったーーーーー!!」
個人商店で,業務用の用品を扱っている店を思い出した。しかも霞城公園から走って2分くらいの所である。電話してみるとヘルメットや安全ベルトも扱っており,営業時間前だが開けていただけるとの事であった。大至急若いスタッフが走り,ヘルメットと安全ベルトを購入してきて,撮影を開始する。
プロデューサーの方からは「Yさん本当にありがとうございました。助かりました。好きなだけロケ弁食べてって下さいね」と感謝?の言葉をいただく。
さすがに朝早いためギャラリーはいなかったが,9時過ぎから花見客や通行人が増え始める。交通整理も5人体制をしき,カメラが回っているときだけ足を止めてもらう。
9時30分頃から,女優さんをいれての撮影を開始する。すぐにギャラリーの方々も「あっ,あの娘は確か‥‥」と気付き始めた。
霞城公園での撮影は,何の苦情などもなく10時過ぎに無事終了する。
教育資料館に移動。
ここでも高所作業車を使っての撮影を行う。撮影に合わせたかのように教育資料館前の桜も見事満開を迎え,また霞城公園の時と同じように教育資料館上空だけが青空となる。
カメラマンとオペレーターの方の息もぴったりで,撮影は順調に進み,快晴の状態で外での撮影を終える。
教育資料館の中に移動し,廊下で撮影を行う。詳細は言えないが,かなり綺麗なシーンとなった。
15時頃に撮影は終了。